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香柏

     神の福音・キリストの福音

森山健也牧師

2015年11月8日
ローマ15:14〜21/聖餐礼拝/ローマ書連講(42)

ローマ人への手紙の本論を書き終えたパウロは、あとがきとして、パウロの使徒としての使命(本箇所)、今後の計画(15・22〜33)、個人的挨拶(16・1〜16)、最後の勧告(16・17〜24)を書き、そして頌栄をさゝげて(16・25〜27)ペンを置きます。

ローマ教会の創設者でもなく、ローマに行ったこともないパウロは、「ローマにいるすべての神に愛され、召された聖徒たちへ」(1・7)本書簡を書くに至った動機について丁寧に認めます。原文では14節文頭に「この私は確信しています」とあり、パウロは、ローマの信徒たちは善意に溢れ、すべての知恵に満たされ、互いに訓戒することができると本当に確信している、と強く言います。神により、そのように確信させられている「この私(パウロ)は、あなたがたに今一度思い起こしてもらうために、所々かなり大胆に書きました」と言います(14〜15/照4・11〜14、8・1〜10、11・17〜24他)。それは、私が神から恵みをいたゞき、異邦人のためにキリスト・イエスに仕える者となり、神の福音をもって祭司の役を務めているからです(照ガラテヤ1・15〜16)。それは、汚れた者とされていた異邦人(照 使徒10章、同15・8〜9)が、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる供え物となるためです=i16/12・1〜3)。

ですから、私は神の福音のためのこの務めを、キリスト・イエスにあって誇りに思っています。キリストが私の言葉や行いを通して、徴と奇跡の力、また御霊の力によって、異邦人を信仰による従順へ導くために成し遂げられたこと(照1・5)以外は、私は話そうとは思いません。こうして私は、エルサレムからイルリコ州に至るまで、キリストの福音を隈なく伝えました=i17〜19)。パウロは使徒としての福音宣教が成功したことを記しますが、それはひと重にキリストと聖霊が、パウロの言葉と行いを通して達成されたことであります、と己を誇らず、主に栄光を帰します。

このようにキリストの御名がまだ語られていない所に福音を宣べ伝えようと、私は熱心に努めてきました。それは他人の築いた土台の上に建てることのないためです=i20/照Tコリント3・10)。こうしてパウロは、罪に落ちた人類を救おうとの神の福音(照 創世記3・15)、マリアより、律法の下に生まれ(照ガラテヤ4・4〜5)、エルサレム・ゴルゴタにて十字架に死ぬことによって、滅びるしかない私たち罪人を贖い、義とし、救ってくださる神の子キリストの福音を、地中海東部地域全体に遍く伝えました。今はもうこの地方には働くべき場所がなくなったパウロは、未だキリストの福音の伝えられていない地中海西部地方イスパニア宣教をめざします。そしてその途中、ローマ訪問を計画します(15・22〜24)。

聖餐式・パウロはローマの信徒たちに、彼らがすでに知っている「神の福音・キリストの福音(パウロの福音 照2・16、16・25、Tコリント15・1〜5)を「今一度思い起してもらうため/記憶を新たにしてもらうため」この手紙を書きました。主キリストは、渡される夜、パンと杯をもって、十字架のキリスト=福音を忘れることのないように、新たに想い起こすように主の晩餐を定め、守り行うように命じておられます。これから主が備え、招いてくださる主の晩餐に与りましょう。


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