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香柏

     これからの伝道旅行計画

森山健也牧師

2015年11月15日
ローマ15:22〜33/ローマ書連講(43)

紀元47年から57年の10年間、キリストの御名がまだ知られていない所で伝道し、エルサレムからイルリコ州まで福音を隈なく満たし、今や東地中海地方(ガラテヤ、マケドニア、アカヤ、アジア)には働くべき場所がなくなったパウロは、これからの伝道旅行の計画を語ります。

パウロは何年も前から、西方におけるローマ最古の属州イスパニアへ宣教に行く途中、ぜひローマに立ち寄りたいと切望していました。しかし、「こういうわけで」、即ち第一次から第三次にわたる伝道のために幾度となく妨げられて行くことができませんでした(考Uコリント11・22〜28)。しかし今や、その妨げは終り、イスパニアへの道が見え始めました。そこでパウロはその途中ローマの信徒たちに会い、しばらくの間でも共にいる喜び・信仰の交わりを味わい、心を満たされてから、イスパニアへ旅立たせてもらいたい、との希望を記します(22〜24/照 使徒19・21)。

しかし今は、まだ行けません。それはマケドニア州とアカヤ州の(異邦人)キリスト者たちは、エルサレムの貧しい聖徒たちのために拠金をすることにし、喜んで寄附しました。そこでパウロはこの募金の成果を確実にエルサレム教会に手渡すというユダヤ人と異邦人を仲介する祭司としての奉仕のためにエルサレムに行かなければならないからです。エルサレム教会への拠金(物質的なもの)は、エルサレム教会から広がった福音(霊的なもの)を、パウロが十年間にわたり伝えた異邦人教会が結んだ果実であることを示す両教会を結ぶ信仰の証しです。異邦人教会はエルサレム教会からの霊的なものに与ったのですから、喜んで、自発的に物質的なものでエルサレム教会に仕えるのは当然であり、義務である、とパウロは言います(25〜27)。

そしてローマの兄弟たちに、パウロのために共に力を尽くして祈るよう(照コロサイ4・12、創世記32・24〜29)、主イエスと聖霊の愛によって切に求めます。その祈りの願いは @私がユダヤにいる不信仰な者たちから救われ、Aエルサレムに対する私の奉仕が聖徒たちに受け入れられるように、Bこうして神の御心により喜びのうちにあなたがたの所に行き、共に憩うことができるように≠ナした。@エルサレム教会の不信仰な人々は、パウロの異邦人宣教に対し宗教的裏切者と敵意を抱き、パウロの回心者に対し割礼を要求しました(照ガラテヤ書)。そのような不信仰の輩から守られるようにと。Aエルサレム教会への異邦人教会の拠金が拒絶される危険がありました。神は人類を祝福するためにイスラエルを選ばれました(照 創世記12・1〜3他)。ユダヤ人として生まれたキリストは、全人類を神と和解させ、ユダヤ人と異邦人の壁を除き、両者から成る神の教会を建てられました。教会は民族や人種、強い者と弱い者等々の様々な相異(ちがい)を超えてキリストにあって互いに受け入れあい一つとされ、共々に神をあがめるのです(照15・7〜13/ガラテヤ3・28)。パウロが異邦人教会のエルサレム教会の貧しい人々への贈物に努めきたのは(照 使徒11・30、12・25)、そして今、異邦人教会の献げ物がエルサレム教会に受け入れられることを願うのは、「ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力」である福音によって救われたすべての人々(キリスト者/教会)が一致して、神の栄光を現わすことを切に願うからです。


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