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香柏

     低きに下る神・キリスト

森山健也牧師

2015年12月20日
詩篇113・1〜9/ルカ19・1〜10/クリスマス主日

日本語の神は堅固≠表わす「カ」(頭は体で一番堅く、上にある)と人知の及ばない不思議な存在・現象を表わすミ・身・霊≠ゥら構成されている(「日本語の意味と構造」野村玄良)。それ故、日本人にとりまた多くの人間にとり、神とは、第一義に人間を超越した威力を持つ隠れた存在。人知をもってははかることのできない能力を持ち、人類に禍福を降すと考えられている威霊≠ニされるが、キリスト教では、宇宙を創造し、支配する全知全能の絶対者=i広辞苑)である。この聖書の神・キリスト教の神「私たちの神、主に並ぶものがあろうか。主は御座を高く置き、低きに下って天と地を御覧になる」(詩篇113・5〜6)。

いと高き神は罪に堕ちた人間に「あなたはどこにいるのか」と呼びかけ、歩み寄られた(創世記3・9)。エジプトで奴隷とされ、悩み、叫び、痛むイスラエルを救出し、約束の地に上らせるため、主は下って来られた(出エジプト3・7〜8)。至高者なる聖書の神は、罪に苦しみ悩む人間のもとに、自ら身を低くして下って来られる憐れみ・慈しみの神であります。「身を低くする」は引き倒す/地に倒す=i照 詩篇147・6)と訳される言葉です。私たちの神・主はご自身を天から地に引き倒して、「天と地を御覧になる」お方です。高き所から降って来て地を御覧になる主が目を留めたもう人とは「弱い人、貧しい人、子を産まない女」(7、9)に代表される存在意味がない、見出せない人≠ナす(照・石女(うまずめ)エリサベツ、ルカ1・7と25/マリヤ讃歌、ルカ1・46〜55)。

パウロは献金に関する勧めの中で「あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。即ち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたがキリストの貧しさによって富む者となるためです」(Uコリント8・9、照ピリピ2・7)と言っています。私たちの主イエス・キリストこそ身を低くして下って来て、私たちに目を留め給う神です。

ベツレヘムでマリヤより誕生し、飼葉桶に寝かせられたイエスは、公生涯の初め、世界で最も低い所を流れるヨルダン川でバプテスマを受け、公生涯の終り、エルサレムに待つ十字架の直前、死海近くのエリコに来られ、取税人の頭(比・「罪人の頭」パウロ、Tテモテ1・15)ザアカイ(正義さん)の下に立たれ、樹上のザアカイを見上げ急いで下りて来なさい。今日、わたしはあなたの家に泊まることにしている≠ニ言われます。急ぎ降りたザアカイは大喜びでイエスを家に、心に迎え入れます。そして生まれ変ったザアカイに、主イエスは「今日、救いがこの家に来ました・・・・・・。わたしは失われた人を捜して救うために来たのです」と仰言います(ルカ19・1〜10)。

身を低くした神・キリストは今日、このクリスマスに、あなたの下に立ち、あなたに下りて来なさい≠ニ呼びかけ、あなたの心を宿としようと願っておられるのです。このキリストを迎え、詩人と共にハレルヤ! と我らの神、主キリストをたたえましょう。


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