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香柏

     あなたの罪は赦されました

森山健也牧師

2016年3月6日
マルコ2・1〜12/聖餐礼拝

イエスはどういう方かを記すマルコ伝前半部(1章〜8・26)の2・1〜3・6には五つの出来事を通して、律法を中心としたユダヤ教(旧約)指導者とイエスにある新しいもの(新約)との根本的な違い・対立が記されている。その冒頭の中風の人のいやし≠ニ一般には題されている今日の聖書箇所(2・1〜12)は、「あなたの罪は赦されました」と宣言するイエスは罪の赦しをもたらす者=神≠ナあることを告げている。

カペナウムで神の福音を宣べ伝え始められたイエスは、ある事情のため公然と町に入れなくなり、人里離れた所に留まられた(1・21、45)。数日後、イエスは再びカペナウムに来られ、ある家におられることが知れ渡った。大勢の人々が戸口の辺まで、足の踏み場もないほど集まった。この人々に「イエスはみ言葉を話しておられた」。そこに中風の人が四人の人に運ばれて来た。しかし、群衆に遮られて近づくことができなかったので、イエスのおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、中風の人を寝床のまゝ吊り下ろした。イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に「あなたの罪は赦されました」と言われた。ところが、そこにいた律法学者たちは心の中でこの人は神を冒涜している。神おひとりのほかに、誰が罪を赦すことができよう≠ニ考えた。ご自分の霊の力によって彼らの考えを見抜かれたイエスは中風の人に「あなたの罪は赦された」と言うのと、「起きて、寝床をたたんで歩け」と言うのと、どっちが易しいか≠ニ比較の問いを持って反問し、「人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることをあなたがたに知らせよう」と言い、中風の人に「起きて、寝床をたたんで、家に帰りなさい」と仰せになると、その人は直ちに起き上がり、出て行った。人々は驚きこのようなことは、今まで見たことがない≠ニ言って、神をほめたたえた。

マルコの記述は実に生々としている(考ペテロの家? 通訳)。当時は(現在も?)病気・苦難は罪の所為だと考えられていた(考ヨブ記/罪が病気に関係付けられる唯一の福音書テキストはヨハネ5・1〜15/ヨハネ9・1〜3、ルカ13・1〜5では罪と災いの結合は全く受け入れられていない)。比較の問いにおいては後者の方が重要とされる(ここでは「起きて、寝床をたたんで歩け」の方が易しいこととなる/考ルカ18・9〜14)。このことは罪の赦しといやしの奇跡は別々の二つの事柄ではなく、いやしは全人に及ぶ罪の赦しに含まれていることを示している。「人の子(照ダニエル7・13〜14.マルコ伝初出)は地上で罪を赦す権威を持っている」というイエスの神宣言は、冒涜だ!と憤る律法学者等はイエス殺害の相談を始めた(3・6)。やがてピリポ・カイザリアに於いて「人の子は必ず多くの苦しみを受け・・・・」と受難を予告された(照8・31/9・12、14・41)イエスは最後の晩餐の席で、主の晩餐を制定しこれは多くの人の罪を赦すために流されるわたしの契約の血です=i照14・24、マタイ26・27、ルカ22・20、Tコリント11・25)と言われ、翌朝には十字架に付けられ、贖いの死を遂げられた。その救い主イエスを信じ、今、この地上で罪を赦され、神の国を約束されていることを確信し、感謝して、主が備え、招いてくださっている主の晩餐にあずかりましょう。


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