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香柏

     今日はあなたの家に泊まることにしてある

森山健也牧師

2016年4月24日
ルカの福音書19・1〜10

エルサレムの東20q余、死海の北約10q、広くなったヨルダンの谷の西側に位置するエリコ(原意は(月の町=jは「なつめやしの町」(申命記34・3)とも呼ばれパレスチで最も肥沃な地=iヨセフス)であり、交通の要衝の地であった。

「取税人の頭」であったザアカイ(義人≠フ意)は、豊かで賑うエリコで、ローマ帝国のために租税や通行税を請負い、徴収する取税人たちの雇主・頭であった。請負額以上は取税人の収入となったので、恐喝・強請が広く行なわれたようである。当然ザアカイは「金持ちであった」。同時に、ザアカイはユダヤ人たちから裏切者として憎まれ、罪人・取税人≠ニして、神の民としての資格のない者とみなされ、軽蔑されていた。

金に群がってくる人々はいても、ザアカイは孤独であった。だから彼は、イエスが噂に聞いているような「罪人や取税人の仲間」(7・34)であるかどうかを知ろうと、繰り返し「イエスを見ようとした」。しかし、「背が低かった(小さかった/ミクロス)ので、群衆のために見ることができなかった。そこで、イエスを見るために、走って先回りして、いちじく桑の木に登った」。

いちじく桑の木の下に来られたイエスは「上を見上げて『ザアカイ。急いで降りて来なさい。今日、わたしはあなたの家に泊まることにしてあるから』と言われた」。その言葉を聞き、ザアカイはイエスが取税人の友であることを知り、またそのイエスが私の家に来て泊まってくださる(照5・27〜32/イザヤ43・4)との言葉・約束に驚いたことでしょう。

この喜びの約束が実現するために、ザアカイが「今日」(文頭に置かれ強調されている)しなければならないことがあった。それは「急いで降りる」ことであった。ピリポ・カイザリアでの受難予告後天に上げられる日が近づいたので、イエスは御顔をまっすぐエルサレムに向けて旅し=i9・51)、エリコに来られ、明日は十字架の待つエルサレムに上られる日の「今日」です。ザアカイは被造物として、「小さな者」として、創造主にして救い主なるイエス・キリストの下に「急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた」。

そして人々のあの人は罪人の所に行って宿を取った≠ニの非難のつぶやきの中で、「ザアカイは立って、主に『主よ・・・』と言った」。主よ≠ニの呼びかけは、ザアカイがイエスをキリスト・救い主と信じたことを示している。そして彼は私の財産の半分を貧しい人々に施し、だまし取った物は四倍にして払い戻します(照 民数記5・7)≠ニ救われた喜びから自発的に申し出た。

こうして選民から排除されていた「失われた者」、また神の国に入るのに難しい大金持(照18・24)ザアカイは救われた。その彼に、イエスは「今日、救いがこの家に訪れた。神との交わりを断たれていた他の人と同様「この人もアブラハムの子なのだから」とザアカイの救い・回復を告げられた。「今は恵みの時、今は救いの日です」(Uコリント6・1〜2)。


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