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香柏

     神の協力者

高田伝道師

コリント人への手紙第一3:1〜9

 パウロはこのコリントの教会へ宛てて、何度も手紙を出している。それは、コリント教会に多くの問題があったためである。手紙の書き出しで、パウロはコリントの兄弟姉妹たちを非常に高く評価しているように見える(1:2・1:5〜7)。「さて兄弟たち。」(1:10)と呼びかけが始まり、1:11からコリントの教会の問題について述べられる。その呼びかけには、「神の御子、私たちの主イエス・キリスト」にあって、同じ救いに与った者への敬意と親しみと、神様への恐れとが含まれている。

 パウロは「御霊に属する人」と「肉に属する人、キリストにある幼子」とに分けて述べている。コリントの兄弟を幼子ではなく、御霊に属する人として、接したい。しかし彼らが、みことばが教えていることに生きているかどうか(ヘブル5:12)。パウロは彼らを肉に属しているという。肉の人を、「ただの人」とも言っている。それは、イエス様を信じていない方々と何ら変わりがない、と非常に厳しい指摘をする。

 パウロは自分のことを、「あなたがたが信仰に入るために用いられたしもべ」といっている。一つ一つの労苦は確かに尊い。しかしその一つ一つの労苦すらも、神様が信仰に入るために、また信仰を更に進めるために用いられる、手段であり道具という。私たちが目指すのは、成長させてくださる神に目を留め続ける、御霊に属する人である。そしてパウロ自身もまた、福音の恵みを受ける者となることを求め続け、キリストのからだに連なって、イエス様のお約束にあずかる者であり続けることを願っている(9:23・エペソ3:6)。

 またイエス様を信じる者とされたならば、福音宣教に専任で仕える者たちだけでなく、それぞれ一人びとりが何らかの福音宣教の、教会の働きにつなげられる。それは無償の奉仕を教会に捧げていたとしても、神さまは一人一人の働きに報いを送ってくださる。神様は召し出した一人一人の奉仕を祝福してくださり、必要を満たされる。成長させてくださる神様の前にあっては、同じ働きであり同じ労であり、それに対して報酬を頂く。

 「神の協力者」、この「協力者」という言葉は、他の箇所では、同労者とも訳される。同じ労とは何のことか。私たちは神様のもとにあって、神様がおのおのに授けてくださったことを覚え、働きを分かち合う。私たちは使徒と呼ばれるパウロと働きは異なったとしても、同じ神のもとにある伝道の働き人である。神様の働きを共に負うものとして、「協力者」と言う。同じくパウロは私たちを「神の畑、神の建物」とも言う。建物については、10節以降でも述べられる。神の畑、そこでは収穫が期待されている。神の畑で成長し実を結ぶこと(コロサイ1:10)。私たちはパウロと共に「神の協力者」として、イエス様の福音を伝える働きにある。それは同時に、神の畑・神の建物として神様から実を結ぶことを期待されており、信仰の歩みの基礎を、しっかりと固めることが必要であることを知る。パウロは、コリントの兄弟姉妹の惨めな姿を、具体的につぶさに知っていただろう。しかし御霊が臨まれ、コリントの教会を形造られたこと、神様がお働きになっていることに敬意と恐れをもって接した。「兄弟たち」の言葉には、そのことが込められている。しかし一方で、教会の、兄弟姉妹方の未熟な信仰の歩みを厳しく指摘し、御霊に属する人として歩むことを求める。いかに教会に問題が満ちようとも、パウロの姿勢は人の現実に絶望することなく、神に接する者としての緊張感にみなぎっている。愛に満ちているのである。


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